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2019年2月20日水曜日

米国集中治療医学会 48th Critical Care Congress @San Diego 4

Effect of a Resuscitation Strategy Targeting Peripheral Perfusion Status vs Serum Lactate Levels on 28-Day Mortality Among Patients With Septic ShockThe ANDROMEDA-SHOCK Randomized Clinical Trial

Plenary session Late-breaking studies that will change your practiceでは
JAMAに掲載されたRCTの結果も発表されて
とても興味深かったです。

Peripheral Perfuison vs lactateの研究です。
とても面白かったのはこの発表のあったすぐ直後にTwitterで「別にこの二つを分けなくて、一緒にすればいいんじゃない?」みたいなことをVincent先生がつぶやいていたことです。
アメリカの学会ですが、やはりヨーロッパでも注目されているんですね。

昔はJournal上でletterでやりとりしていたのが、メールになり、今やツイッターなのかもしれません。
世界中がスピード感を持って繋がっている事を感じました。

3日間まるまる学会に参加して、満足、お腹いっぱいです。
ピザも食べすぎたな。。

明日帰国します。
参加させていただけた医局の皆様に本当に感謝です。

米国集中治療医学会 48th Critical Care Congress @San Diego 3

2日目3日目とたくさんの講演が目白押しでした。
著名なE.Rivers先生の講演が目の前で見れて感動でした。
自分の行なったEGDTとはなんだったのか、歴史的な意義とこれからの展望を熱く語られていました。
EGDTのようにたった1本の論文で世界の集中治療のパラダイムを変えるという偉業をなしたにも関わらず、その口調はとても穏やかでした。


そのまま続けてM.Levi先生の講演も。ガイドラインとはプロトコールとはバンドルとはそしてこれからのICUでどのようなpracticeを行なっていくかを話していました。
「ICUの標準化は予後を改善する」という私たちが今目指している方向性をそのまま示されて、背中を押してもらえたような気分です。


さらに今のECMOやELSOの原型を作ったBartlett先生の特別講演も。
ご高齢であるにも関わらずウィットに富んだ楽しい話をされていました。
会場は満席で講演終了後にスタンディングオベーションまで起きて、まるでコンサート状態でした。

2019年2月19日火曜日

米国集中治療医学会 48th Critical Care Congress @San Diego 2

今回はSan Diego Convention Centerが会場です。
朝いちで会場入りし、受付を済ませてOpening Sessionに参加しました。

メインの会場はとても大きくて豪華です。
演台もおしゃれで、appleのJobs的なプレゼン会場はアメリカ人のスピーチにかける思い入れを感じます。

一般演題はこのようなブースが複数あってここで逐一発表されています。
座長の先生がすぐ横にいて、演者との距離が近く、まるで発表者のオーベンかのように進めていました。

その後は
Toxicology Pearls for Everyone
PADISガイドラインの解説
Plenary Session: Late-Breaking Studies that will change your practice
Star Research:pulmonary
Star Research:sepsis
などなどのセッションに参加してきました。


Toxicologyは人はまばらだけど、とても親近感を覚えるところです。
やっぱり海外だと違法薬物の話が半分ぐらいを占めていました。
あとはカフェイン中毒やフィゾスチグミンの有効性、諸々のControversiesについて、Best Toxicology Articles of 2018などなど。



夜は日本から学会に出席している若手intensivist達の交流会に御誘いいただきました。
会場近くのとても素敵なレストランで、大量のシーフードが。江川先生幹事ありがとうございました。
Napaワイン美味しい。






2019年2月18日月曜日

米国集中治療医学会 48th Critical Care Congress @San Diego1

こんにちは。
久しぶりの投稿になります。
今回アメリカSan Diegoで開催されている48th Critical Care Congressに出席してきたため、その記録を残しておきます。
今後参加したいという方に参考になればと思います。

時差解消のために前日入りとしました。

マイルのこともあったのでANAでSanFrancisco経由にしたのですが、JALだと直通便があるそうです。
SanFranciscoからはUnited便に乗り換えだったんですが、飛行機が遅れたため、乗り換えに40分ほどしかなく、express passというのを渡されダッシュで乗り換えました。
入国審査、荷物受けとり、荷物引き渡し、セキュリティチェックと時間がなく、焦りました。
セキュリティチェックではイブラヒモビッチみたいな大きな空港職員がすごい派手に色々指示してきて、「靴は直接レーンに置け」とか「ベルトとiPhoneはカバンに入れろ」とか「ジャケットは広げて置け」などととにかく細かかったです。笑

何とか出発5分前に飛行機に登場できたのですが、結局その飛行機は1時間遅れになり、機内で長々と待たされ、急いだのは何だったんだと。

ようやくSan Diego国際空港に到着しましたが、何と預けた荷物が飛行機に積まれておらず、次の飛行機で送るからとさらに1時間空港で待たされました。

やっぱり色々あるので、時間には余裕を持って移動することが大事ですね。
今回は前日入りしたのが幸いで、到着後は夕食をレストランでとった後、ホテルで時差ボケ修正のために爆睡しました。

あとはマイルとかのしばりがなければ直通便が便利ですね。