iPhone5cおよびiPhone5sが発表となりました。そこでの考察です。
まず5sにゴールドが追加されました。
指紋認証センサーが着いたのは妥当な流れとしても、このゴールドのデザインはどうでしょうか?
違和感があります。
単純に見た目だけの感想にしてもこのゴールドは「安い高級感」という感じが否めません。
次に5cです。
色が加わったのは当然の流れでしょう。
そしてあえてプラスチックではなく、スチールのフレーム。ここまでは良しとしましょう。
問題はこのシリコン性のカバー。
不気味なほどの整合性のとれた、整った穴の数々。
そしてこの穴からのぞく文字は
「iPhone」の一部がかけて「non」という言葉が見えるのです。
「non」を辞書でひくと「非—、不ー」「—らしくないもの」
これはなんでしょう?デザインミス?
少なくともジョブズならばこのような中途半端なデザインは許さないはず。
この「non」が否定するものはなんでしょうか?
iPhone5はジョブズの息のかかった最後の作品。遺作と言われていました。
すなわちこの5cは新しいCEOであるティム・クックの作品。
この「non」はクックらのメッセージでしょうか?
少なくともジョブズはカバーを嫌っていました。
それは完璧にデザインされたiPhoneの金属の表面を気に入っていたから。
日常的に使用することで出来る小さな傷すらもデザインのひとつと考えていました。
「傷のついたiPhoneも美しい。まるで私たちみたいじゃないか。」
と言っていました。
ですので、ジョブズであればこのようなカバーはつくらなかったはず。
この新しく作った5cのカバーからみえる「non」が意味するもの。
それは「ジョブズからの脱却」、「Appleらしくないもの」。
現状にただ満足せず、否定することで新しいものは生まれます。
これは新しい時代の幕開けでしょうか。