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2014年11月6日木曜日

平成26年度日本赤十字社 本社・第2ブロック支部 災害救護訓練


先日の11月3〜4日と2日間にわたって
「平成26年度日本赤十字社 本社・第2ブロック支部 災害救護訓練」が執り行われました。
今年の主催は当埼玉県支部でさいたまスーパーアリーナを借りて、実働訓練を行いました。
写真は訓練準備中のアリーナの写真です。
とても実践的な内容で、とても実りある訓練だったとご評価いただきました。
指導員の先生も遠方より来ていただき、ありがとうございました。
また準備に尽力下さった、清田先生・田口先生をはじめとしスタッフの皆様も大変お疲れさまでした。

さいたま赤十字病院はいつ来るかわからない、しかしいつか必ずくる災害に万全な備えをもって立ち向かっていく気概です。




2014年9月2日火曜日

中毒学会東日本地方会のお知らせ

ご無沙汰しておりましてすいません。
当ブログの更新が止まっていると各方面からのご指摘・ご声援を頂きましてありがとうございます。

早速ですが、学会のご案内です。


平成27年1月10日(土)に埼玉県民健康センターで第29回日本中毒学会東日本地方会を行います。
会長は当科部長の清田和也で、いま鋭意準備中です。
皆様お忙しいことと思われますが、ふるってご参加頂ければと思います。

はがきサイズのチラシを作りました(宣伝用に欲しい方はいっぱい送りますので遠慮なくメール下さい。)。
サクラソウは埼玉県の県花だそうです。
花びらがハート型でとてもかわいらしいですね。
ある種類のサクラソウは茎などの線毛に触れるととてもかぶれるそうです。
これも植物が自衛のために用意した毒なんでしょうか。
そういったこともあったのでチラシの写真にのせてみました。


2014年4月22日火曜日

さいたま重症呼吸不全勉強会

4月21日当院講堂で重症呼吸不全勉強会を実施しました。
特別講演に日本医大の竹田晋浩先生をお招きしご講演いただきました。
ARDSとECMOというテーマでしたが、とても実践的で興味深い内容でまさに目からウロコ状態でした。
世界でご活躍されている先生だけに、各国のH1N1インフルエンザ事情なども聴けてとてもおもしろかったです。

ECMO管理に関してはやはり患者さんがcomfortableであることが何よりも重要であることを再認識させられました。
以前 Dr.Peekが「Every complications that can occur will occur.」と言っていたのを思い出しました。どんな医療行為においても合併症を予測し、それを防ぐのがとても大事です。




「APELSO2015 」がJuly 18-19,2015に京都で行われる予定です。
詳細が出たらまたご紹介させて頂きますが、今からとても楽しみです。

2014年4月21日月曜日

ICU新職員歓迎会



先日、さいたま赤十字病院ICUの新職員歓迎会が行われました。
今年は4月より4人のナースを迎え、一層ステップアップを目指します。

部長も終止ご機嫌でありまして、
4月よりレジデントとなった金先生よりあーんしてもらっています。
普段は厳しい部長ですが、とても気さくな一面もあります。

こんな和気藹々としたICUで働きながら自分をレベルアップさせたいと思った方は
いつでもご連絡お待ちしております。

2014年4月6日日曜日

初期臨床研修医院外研修会

本日は清田部長とともに、初期臨床研修医院外研修会に参加してきました。
写真はBLSの指導中です。
他にも輸液ポンプの使い方から手洗いの仕方などいろいろ盛りだくさんでした。

桜がとてもキレイな季節ですね。
1年目の先生はこれから学ぶことや経験することがいっぱいあると思いますが、ぜひぜひがんばりましょう。

2014年3月25日火曜日

さいたま赤十字病院新病院建設の撮影第2弾


さいたま赤十字病院新病院建設予定地を隣接ビル上より撮影。
杭打ちでしょうか。もうはじまっている模様です。
右下がケヤキ広場、奥に見えるのが埼京線と北与野駅です。

さいたま赤十字病院ホームページより建物イメージパースが見られます。
どんどんイメージがふくらんできますね。



2014年3月23日日曜日

つながり、備える。

 こんにちは、田口茂正です。


3月21〜23日宮城県災害医療コーディネート研修会へ当科から田口がスタッフとして参加しました。
3年前に早川DrらとDMATとして活動した仙台。そして石巻日赤。
色々な想いのなかで受講者の皆さんとともに考えた3日間でした。さまざまな出会いや再会もあり、つながりが広がっていくのを感じます。


すべては被災者のために。



2014年3月17日月曜日

救命救急センター歓送迎会

先日3月14日(金)ホテルブリランテ武蔵野で救急医学科・ICU救外・救急病棟合同で歓送迎会が行われました。
医師・看護師だけでなく、薬剤師や事務の方、MEさんなど多数の方に参加いただき、総勢で70名近くになっていたそうです。
田口副部長の乾杯の挨拶にはじまり、
皆様の挨拶や出し物などもあり、部長いわく「未曾有の大盛況」におわりました。

また4月から新しい年度も始まりますが、心新たにがんばりましょう。

2014年3月13日木曜日

日赤災害医療コーディネーター

3月13日
日本赤十字社埼玉県支部災害医療コーディネーターおよび、コーディネートチームの辞令授与式が、当院院長室で執り行われました。
清田部長、田口副部長がコーディネーターに任命され、院長立会いのもと、近衛社長からの辞令を、埼玉県支部事務局長より受領しました。

効果的な医療支援、保健面の支援をコーディネートする。
一同、身の引き締まる思いです。

日本赤十字社の使命を全うすべく努力してまいります!

2014年3月7日金曜日

集中治療医学 文献レビュー 2014~2015: 総括・文献紹介・展望と課題

 
秀潤社「集中治療医学文献レビュー2014-2015版」が発売になりました。
今回の集中治療学会で先行販売されていましたが。
監修の武居先生にお声をかけて頂き、私は第10章の「凝固」の項目を担当させて頂きました。
たった20頁程ですが、時間をかけて書いたレビューです
ぜひ読んでみて下さい。

2014年2月19日水曜日

appleのウェブページが

Appleのウェブページがかっこよくなっています。
Macintoshの発売から30周年記念だそうです。
いろいろなコンテンツもあって、Appleファンの私は見入ってしみいました。
特に「初めてのMac」というところは面白かったです。

もちろん当科の部長ぐらいの通になるとwindows以前、DOSの時代から使っていたんだと思いますが、私は初めてのパソコンは富士通のWindows95でした。

その後macのデザインに惚れてしまい、乗り換えて以来Macは4台目になります。
今のiMacのデザインも最高に気に入ってます。
そしてまったく飽きがきません。きっとこのシンプルさがいいのでしょう。

これからもすばらしいMacintoshと一緒に仕事や生活をしていきたいと思います。

2014年2月15日土曜日

ICPモニター留置のデモ

当科ではCodmanマイクロチップトランスデューサーを用いてICPモニタリングを積極的に行っています。
Codman社がICP留置のハンズオンを行ってくれました。
この頭蓋骨モデルはけっこうリアルで皮膚や硬膜まで再現されておりました。
バレンタインデーにも関わらず、みんなで頭をごりごりと尖頭していました。

2014年2月4日火曜日

さいたま赤十字新病院建設予定地

さいたま新都心に用事があり、散歩がてらにさいたま赤十字の新病院建設予定地を見てきました。
いよいよ建設工事が開始されており、更地になっておりました。
 (けやき広場方面よりiPhoneパノラマで撮影)

(新病院側よりケヤキ広場方面)
(奥に見えるのはさいたまスーパーアリーナ)
 こうやって見ると結構ひろく見えます。
さいたま新都心駅から歩道ですぐに歩いていけるのがいいですね。

さいたま赤十字病院の新病院建設について(病院ホームページ)



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2014年2月1日土曜日

埼玉グルメ第2弾

 

前回は埼玉グルメとして浦和の鰻をご紹介しましたが、今日は第2弾。
埼玉日高市にある「サイボクハム」です。
(多分、埼玉にある牧場なのでサイボク)
場所は大宮からだと車で1時間〜で休日のドライブにはちょうど良い距離でしょう。

こちらではレストランでバーベキューが楽しめ、直売所では新鮮な野菜やハム・ソーセージなどを購入することが出来ます。
休日には結構な埼玉の人気スポットになっています。

今日いただいたのは埼玉豚スーパーゴールデンポーク、通称「SGP」です。
このSGP、比較的あっさりしているものの、コクが十分あり、まさに赤身も脂身もおいしいとはこのことだと思いました。
ほんとにとても美味しくて満足。

SGPおすすめです。



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2014年1月31日金曜日

インフルに注意

世間的にはノロウィルスが猛威をふるっていますが、同様にインフルエンザも流行しております。気をつけてください。
彼は風邪をひいてダウンしたのでなく、風邪をひかないように十分な睡眠をとっている最中です。
ちなみにマスクは鼻までしっかり付けないと効果が下がりますよ。


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2014年1月26日日曜日

浦和の鰻の蒲焼き

埼玉県は海がないせいもあり、正直なところそれほど目立った名産品・特産品はありません。
わたしがさいたま赤十字病院に赴任したときは「埼玉はほんとにおいしいものがないなあ〜、困ったなあ」というのが最初の感想です。
しかし、実は埼玉にもとてもおすすめのグルメがあります。
(あ、ちなみに最初に埼玉に来たときは美味しいものがないなあとも思いましたが、探せばけっこういろいろと美味しいものもありますので)。
それは「浦和の鰻の蒲焼き」です。
昔は浦和近辺も沼が多く、そこでとれた鰻を蒲焼きにして出していたとのこと。
いまはそのような沼も住宅地にすがたをかえていますが、おいしい鰻のお店は昔からその伝統を今に守り続けたそうです。


今週は当直が3回あったということもあり、明日からまた月曜日なので元気をつけるために浦和に鰻を食べに行ってきました。
今日おじゃましたのは老舗の「小島屋」です。
それぞれ鰻の好みもあると思いますが、こちらの蒲焼きはふっくらもちもちというのが特徴です。
夢中で食べ始めて、気づいたら完食。おなかも一杯になりました。

ここ浦和ではタイプの異なる鰻の蒲焼きのお店がたくさんあるので、きっとお気に入りの一軒が見つかると思います。おすすめです。


ちなみにさいたま赤十字は大宮です。こちらもクリック⇒人気ブログランキングへ

2014年1月24日金曜日

100000年後の安全

当ブログでは特定のイデオロギーを推奨することはしておりませんので、あくまでも科学的な話のみです。
http://www.webdice.jp/dice/detail/3357/
現在、人体に有害である放射性廃棄物の処理法で定まった安全な方法は存在しません。
地中直接注入、海洋投棄は実際に実施されましたが計画的には断念されています。宇宙処分も不確実性から計画的に不採用となっています。
そこで地層処分が検討されているわけですが、
オンカロの取材をしたとき、学者たちに「最終廃棄物処理場が作れない国があるとしたらどこか」という質問をしました。その答えは日本でした。現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、地層処理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、火山があり地震があり、常に地層が安定していません。チェルノブイリは壊れた原子炉をコンクリートで覆いましたが、チェルノブイリは完全にカバーしてしまえばよくても、福島は次の地震が来ない保障がない。中華の回転テーブルの上に放射性廃棄物が入った容器を置いたようなもので、いつ動くか解らない。日本はそういう状況にあるのです。

詳細はぜひこちらを。
前より見たいと思っていた長編ドキュメンタリーですが、今なら無料配信されています。
「100000年後の安全」http://www.uplink.co.jp/100000/2014/

こちらはフィンランドでの話。
私が同じ北欧のスェーデンの病院で研修をしていた際に指導医に
「君はフクシマについてどう考えている?日本人は皆どのように考えているの?」
と聞かれました。
私は英語力のつたなさもあり、うまく議論することは出来ませんでした。

マドセン監督が日本に来日しようとした際に、
マイケル・イェンセン(放射能安全機関分析学者)に事態について意見を聞かせてくれとメールを打ちました。彼からの返事「いまは電話ができない」というものでした。政府から緊急招集がかかり、シェルターに専門家が集められ、スウェーデンでどれだけの影響があるのか会議を開いていたのです。日本とは地球の裏側の国でそんなことが起こっているということに私はさらに深刻さを感じたのです。
議論されているのは日本のことではなく、「日本の裏側のスェーデンにどこまで影響を及ぼすか」に関してです。
日本はすぐれた科学先進国であると同時に、強い原子力被害を経験した唯一の国です。
おそらく私が指導医に質問されたように、世界中の多くの人たちがこの「日本人がどのように考えているのか?」を注目しています。
私たちは世界中の人たちにどのように答えるべきでしょうか?



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2014年1月23日木曜日

コーヒーの小菓子

もともとジャンポールエヴァンのチョコが好きでした。
今ほど流行る前から伊勢丹新宿の地下のバー ア ショコラに通い、アフリケンというカカオのお茶みたいなものを飲みながらケーキを食べに通うのが、かっこいいと思っていました。
それぐらいチョコレートが好きだということです。

コーヒーはそのまま単品でも美味しいのですが、
仕事の合間に飲むときは、頭の糖分補給もかねて、一緒に小菓子も欲しいところ。
もちろんコーヒーに最も合う菓子は「チョコレート」です。
これ以外には考えられないとさえ思っていました。

しかし、あったのです。
他にもコーヒーに合う菓子が。
それは意外と私たちに身近なところにありました。
日本の誇る伝統菓子「とらやの羊羹」です。

おすすめはこのはちみつ。
まろやかさとコクがいっそう際立ち、苦いコーヒーにぴったしです。
しかもこの個包装シリーズ、いくつか種類があるのですが、すべて箱を開けると手をよごさず、また切る手間もいらず、ほんとに簡単に食べられるのです。

お値段はとらやだけあって少し高めですが、ゴディバのトリュフほどではありません。
ぜひコーヒーとともに一度お試し下さい。


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2014年1月21日火曜日

フルマゼニル

本日1月21日はフルマゼニルの製造販売承認日です(1992年)。
〜中毒カレンダーより

フルマゼニルはロシュ社よりAnexate®(アネキセート)の名前で販売が開始されました。
いまでも私たちはベンゾジアゼピンの拮抗薬としてよく使用します。

ベンゾジアゼピンとは麻酔や睡眠薬として非常に広く使われる薬です。
機序はGABAa受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、GABAaのGABAに対する親和性を増強させ、Cl−がいっぱい細胞内に流入し、細胞の興奮抑制を起こすものです。
そしてフルマゼニルはこのベンゾジアゼピン受容体と競合的に作用します。

ただしこのフルマゼニル(以下アネキ)はプロの薬と考えています(普段使い慣れた人じゃないと使わない方がいいと思われる薬という意味です)。
理由は以下の2点です。

①作用が30〜45分できれる(実際はもっと短く)
 アネキを完全な治療的拮抗薬であると認識すると危険です。ベンゾで寝ている場合に、
アネキivで目を覚ますのですが、しばらくすると薬効がきれます。この認識がないと、病室に入って看護師の目が離れたちょうどの頃合いに、再度昏睡に陥ります(最悪の場合は呼吸停止でそのまま発見されないと‥)。
 従ってアネキは治療薬ではありません。現在の意識障害がベンゾジアゼピンの影響によるものかを確認するための「診断的」薬です。

②けいれんを起こす。
 薬物中毒の場合は本邦では三環系とベンゾが同時に処方されていることが多いです。三環系の副作用に痙攣があり、この痙攣の副作用が同時に飲んでいるベンゾで抑えられている可能性があるからです。ここでアネキをivしてベンゾのみ拮抗してしまうと、三環系の副作用である痙攣が前面に出てきて‥。うった瞬間に痙攣します。

使い勝手が難しい薬なので、通常は私たち救急医や麻酔科医だけが使うちょっと専門的な薬と考えます。
「クスリはリスク」を忘れずに。



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2014年1月17日金曜日

信じてます。リコモジュリン。


第2回埼玉東部敗血症治療セミナー with 旭化成ファーマ&ファイザー。
リコモジュリンという新薬の話。
明確なエビデンスや、費用対効果に関してはいまだ不明な点もある。
それでも私はパルテノン神殿の柱のように、血管内皮細胞上にそびえ立つトロンボモジュリンに思いを馳せる。

確実に100年後にはリコモジュリンという新薬は存在しないだろう。
それでも、もしリコモジュリンという薬が予後を改善するのであれば、それを使用した人の孫の代や、その人の意思は100年後にも残っている。
その人の人生に介入する。医療とはそういう側面がある。

目に見えないものは信じないという人もいる。
疑うスタンスが重要な科学者として、盲目的な医師は失格かもしれない。
しかし疑ってばかりいたら自転車に乗れるようにはならない。
私たちは自転車の後ろを親が支えてくれているのだと信じて、前に走り出す。
気づくと後ろを押していた親の手は自転車から離れていて裏切られたと嘆きつつも、自分がひとりで前に進んでいることに気づく。
信じることは、前に進むこと。
がんばれリコモジュリン。

そんな関係のないことを考えていたらセミナーは終わっていました。
今日は私は「敗血症性DICに対するAT製剤とリコモジュリンの併用療法に関して」を話させていただきました。


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2014年1月16日木曜日

教えてICU第5回

レジデントノート2014年2月号が発売されております。
「教えて!ICU Part2」の連載も第5回を迎え、たくさんのお褒めの言葉をいただいております。
でもやっぱりうれしいのは研修医の先生が「読んでますよ!」とか「分かりやすいです!!」って言ってくださる時ですね。

今月号は「頭蓋内圧亢進症でのICPモニタリング」をテーマで書きました。
ICUでは重症頭部外傷を扱いますが、その管理方法はとても繊細です。
そこで一般的なポイントとなる管理法を紹介するとともに、
よく行うICPモニタリングや開頭減圧術のエビデンス等に関してもふれています。
いろいろと議論を呼んでいるボリビア発のN Engl J Medに出されたRCTはもう皆さん目を通しましたよね?

教えてICUは簡単に読めるのでぜひ読んでみてください。
「教えて! ICU Part1」もまだという方はぜひ買って読んでくださいね。


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2014年1月14日火曜日

みかん

医局にみかんが10kg届きました。ありがとうございました。
「大長(おおちょう)みかん」という広島の高級ブランドみたいです。

あれ?よく見ると生物学的相同性を認めない果実がひとつ含まれていますね。

βクリプトキサンチンが含まれていてきっと風邪の予防にいいと思い、今日だけで3つ頂きました。甘くておいしかったです。

ちなみに「正統和歌山剥き」というみかんの剥き方ががあるそうです。
私は知らないので、近くに和歌山の人がいたら聞いてみて下さい。


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2014年1月13日月曜日

カチノンもアウト〜。



これなんだか分かるでしょうか?

これだけで分かった人はかなりマニアック。
正解は「カチノン」です。
MDMAや覚醒剤のアンフェタミンに基本構造が似ているので、ドパミン放出誘導が起こるようですね。
大麻成分類似作用で有名なカンナビノイドと合わせて脱法ハーブ類・バスソルトの成分となる物質です。

中毒学会でも話題に上げられておりました。
なぜ話題かというと、昨日1月12日より新たに包括的に指定薬物として追加された物質だからです(カンナビノイドは昨年の3月より包括指定されております)。
これらの基本骨格の置換基を置き換えることによって「脱法」して、イタチごっこになっていたわけですが、包括指定されるとこの置換基を置き換えてもダメということになります。

これらの物質の分析法もどんどん進歩しているようですね。
私は治療は得意ですが、分析は苦手なのでもっと勉強しないといけないところです。

英国や米国では薬物乱用後の慢性的な問題点(精神活性作用も強いため、しばらくしてから精神科に通わなくてはいけない状態になるらしい)も指摘されてきていますが、今後の日本も同様の状況になってくるのではと心配します。

ということでカチノンもダメ。

参考文献
1)The Toxicology of Bath Salts : A review of Synthetic Cathinones.
2)厚生労働省 新たに指定薬物を包括指定する省令の公布


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2014年1月11日土曜日

第28回日本中毒学会東日本地方会

本日1/11(土)北里大学薬学部におきまして、
「第28回東日本中毒学会東日本地方会」が
執り行われました。

演題は26題も出て盛況でした。
当科の清田部長は医薬品セッションで座長。

個人的には特別講演の「海洋動物の毒」が面白かったです。
近年、フグ毒の成分も変化してきているとか。テトロドトキシンやシガテラ毒、麻痺性貝毒の話は興味深かったです。
埼玉は海はないですが、油断はできません。
 当科の佐藤啓太医師による演題発表。
「トリクロロエチレンガス中毒で急激な肺傷害を来した1例」


 夜の懇親会では日本酒の鏡開き。
右から黒川顯先生、福本先生、上條先生。

幹事の先生方は
昨晩の幹事会であれだけ一升瓶をあけてもなお、
今晩も飲むんですね。
流石です。
そして、いよいよ
我らがさいたま赤十字救命救急センター・救急医学科
清田和也部長が
第29回会長に就任されました。

第28回会長の福本先生よりバトンタッチ。

来年の中毒東日本地方会は
会期:平成27年1月10日(土)
会場:埼玉県民健康センター
で行う予定です。





私も準備事務局長を拝命致しましたので
いろいろと至らぬ点もあるかと思いますが、がんばります。ご指導下さい。

また詳細が決まり次第お知らせ申し上げます。



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