JAMA. 2013 Oct 2;310(13):1377-1384.
Association of National Initiatives to Improve Cardiac Arrest Management With Rates of Bystander Intervention and Patient Survival After Out-of-Hospital Cardiac Arrest.
Wissenberg M, et al.
PMID 24084923
JAMAからのAlertメールで届いた論文。
2001〜2010年のデンマークでの院外心停止患者19468人観察研究。
By-StanderCPRは21.1%⇒44.9%に増加(除細動は1.1%⇒2.2%とあんまし増加してないまま)
30日生存率が3.5%⇒10.8%は増加(1年生存率が2.9%⇒10.2%)
結論としては院外心肺停止の30日生存率はBy-StanderCPRに正相関していましたということ。「By-Standerは蘇生にとても重要な因子である」と日常的に思っていることを論文にしていただけた。当科では積極的にECLSを導入していますが、病着前に非常に大きい因子が決定していると日頃から実感しています。
なんとかしてBy-StandearCPR率を70%ぐらいまで上げられないものでしょうか。
駅や公共施設で倒れてもBy-StanderCPRがないこともあり、まだまだ介入の余地は十分にありそうとも感じます。
デンマークではこの10年間で倍に増加していますが、さいたま市でもぜひ「倍返し」いや「100倍返し」を目指したいですね。
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