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2013年12月20日金曜日

病棟でのチョコレートの生存期間に関する観察研究

Parag R Gajendragadkar, et al.
BMJ 2013;347:f7198 doi: 10.1136/bmj.f7198 
PMID24333986

BMJに非常に興味深い論文が掲載されていたので紹介します。
病棟環境におけるチョコレート消費量に関する多施設前向き観察研究です。病棟にチョコレートを置いてそれらが消費される時間を記録しました。
Fig1の抜粋
チョコレートの平均生存時間は254分(95%CI;179to329)、中央値で51分(95%CI;39to63)。
ちなみに血液内科病棟で生存率が最も短く(40分)、急性病棟で最も長い(96分)結果でした。
興味深いのはKaplan-Meir生存曲線における消費量が直線的ではなく、指数関数的に減少していた点でした(R2=0.844)。これはやっぱり「残り少ないと食べにくい」心理を表しているのでしょう。










Fig2の抜粋

消費したのはヘルスケア助手と看護師が多く、次いで医師でした。
著者らによると病棟でのチョコレートの生存期間は中央値51分と非常に短く、さらなる調査が必要と締めくくっております。


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